今日は私の投資先の中で、最も比重の高い南アランドのお話。
南アランドの近況
南アランドは一昨日までの上げを一気に消すほど昨日は下落しました。
今は、ランド円が8.6円くらいでしょうか。
つい2ヶ月前くらいまでは10円くらいありましたよねwww
今年に入り、ランドも含め新興国通貨は軒並み売られまくっています。
その原因は主に2つ。
1.米ドルの利上げ観測
2.中国景気の減速
まずは1について。
そもそもアメリカドルの利上げとは、ざっくり言ってしまえば、リーマンショック以降の不景気のときに、アメリカが採ってきた金融緩和策(ゼロ金利政策)を正常に戻そう、とすることといえます。
アメリカの利上げは、ずいぶん前から取り上げられてきましたが、いよいよこの12月、利上げの可能性がほぼ確定的になってきました。
今年入ったころは、9月に利上げという予測がされていましたが、中国の景気減速が思ったよりも影響が大きかったため、利上げせずに見送りとなりました。
米利上げで何でランドが売られるのかというと、簡単に言えば、新興国に投資するよりも米ドルを買うほうが得だと多くの人が判断し、新興国の資金がアメリカに流れてしまうということによります。
でも、今までの歴史を見ていると、実際は利上げする「まで」がドル高・新興国通貨安で、実際に利上げするとドル「安」になっているみたいですね。
為替取引には「織り込み済み」という概念があります。今後こうなるだろう、という予測が先に為替の値段に反映されるということですね。
現在、ドルはむちゃくちゃ強いです。ランドを筆頭に新興国は売り込まれています。
2の中国は、実は南アフリカに結構な影響力を持っています。
南アフリカから見て、輸出入の取引1位は実は、中国なんです。
その中国がこけてしまえば、ランドも影響を受けます。
あと、南アフリカは資源国であり、金、プラチナ、原油の価格にも影響を受けます。
中国の景気が悪くなれば、商品先物も買われなくなり、価格が下落します。(原油はOPEC、シェールの争いの要因も大きいですが。)
つまり、米・中国の2大勢力の影響で南アランドはピンチを迎えています。
今後の予測についはまた後日。
現在の保有状況
現在、私は南アランド円を100万通貨くらい保有しています。
平均取得価格は9.5円。
つまり・・・
そうなんです、90万近くの損失となっております。
100万×9.5=950万円が、860万円になっているのです。
ただ、保有し続けいているおかげで、金利(スワップポイント)も相当たまってきました。
約半年ほど寝かしており、毎日1400円分(私が使っている「くりっく365」では10万通貨で最近140円前後)くらいもらえるので、20万円くらいになっています。
つまり、現在、評価損益=-90万円、スワップ=+20万円
となっております。
今後、上がってくれるとうれしいです。